三仏生の家

小千谷市三仏生

コンセプト

■小さな吹抜のある住まい

一晩で1M以上の積雪量がある豪雪地帯の小千谷市三仏生地域。
 
・雪とどのように向き合うか?
・雪国であっても、明るく開放感のある空間をつくるには?
 
ということを突き詰めて考えて設計しました。
 
まず、雪に関して。
屋根に雪止めをつけず、屋根の雪を素直に落として、出来るだけ除雪作業なしに、自然に融けるようにしようと考えました。
しかし敷地の広さは限られています。
雪の落ちる場所を限定しながら、分散して落ちるような屋根形状を検討しました。
次に、雪国であっても、明るく開放感のある空間をつくため、小さな吹抜を設けました。
冬の足元の寒さや光熱費を考慮して、大きな吹抜を作らずにいかに開放感を得るにはどうしたら良いかと検討した結果です。
小さな吹抜により、子ども部屋のある2階のホールとつながり、家族の声が届き、家のどこに居ても家族の気配が感じられる住まいになりました。

■三仏生の家

小千谷市三仏生
延床面積 117.79㎡(35.56坪)
竣工年月 2016年9月
施工 株式会社Ag-工務店(旧名 渡部建築) 

■写真集