関屋下大川原の家

新潟市中央区

コンセプト

■ズレが生み出す、奥行きと奥ゆかしさ

〇部屋の容積を変えずに変化と奥行きを出す

設計する際、限られた空間の中で如何に広がり感を出すか色々と工夫しています。

どのように広がり感を出すことが出来るか、図にしてみました。

関屋下川原の家での大きなポイントとしては、「空間の容積を変えずに、如何に広がり感を出せるか」という点です。
(右のコンセプト図参照)
一つのボリュームを二つに分けます
    ↓ ↓ ↓ 
そのボリュームをずらします平面的な広がり
    ↓ ↓ ↓
③小さな吹抜を付け加えます(立体的な広がり

②のボリュームをずらすことにより、視線が延びて、奥行を感じられるようになります。
③で吹抜をただ付け加えると、その分、部屋の容積が増えてしまいます。ですが、天井をほんの少し低くすることにより、もとの容積のままです。
天井がほんの少し低くなっていますが、小さな吹抜があることにより、天井高さのメリハリが出て、広がり感を出す効果が増しています。

■関屋下大川原の家DATA

延床面積:99.93㎡
     ( 30.16坪)
敷地面積:212.68㎡
     ( 64.20坪)
竣工年月:2018年10月
施  工:株式会社Ag-工務店

■写真集